2014年9月28日
一橋大学大学院教授 渡辺 治
2007年7月の参院選で安倍自民党が大敗し、安倍政権が倒壊して、明文改憲をめぐる状況は激変した。自民党政権による明文改憲強行の危機、憲法にとって間違いなく戦後最大の危機はひとまず回避された。
イラク派兵差止訴訟弁護団事務局長
弁護士 川口創
名古屋の弁護士の川口創と申します。今日は名古屋から参りました。まず初めに、この違憲判決は、確かに3,000人以上の名古屋の原告、100人以上の弁護団で勝ち取ったものでありますけれども、その背後には皆さまを始めとした多くの平和を願う、そしてたたかってこられてきた皆さんの力があってこその判決だというふうに考えています。その意味で、この判決は皆さんで勝ち取った判決ということで、まず、冒頭、大いに喜びたいというふうに思います。(拍手)
明治大学教授・山田 朗
2008年6月13日(金)、映画人九条の会での講演
皆さん今晩は。ご紹介をいただきました山田です。今日はタイトルのとおり、名古屋高裁でのイラク派兵違憲差止訴訟、イラク派兵差止訴訟についてお話をさせていただきます。
私は、このイラク派兵差止訴訟の証人となったのは2回目なんです。最初は2006年に札幌地裁で、当時同じように陸上自衛隊の派遣差止訴訟というのがありまして、そこで証人を1回やっています。
2008.05.27 於:全労連会館 小林武(愛知大学教授)
今回、私としては重点を名古屋高裁判決ということに置いてお話をさせていただきたいと思います。名古屋高裁判決からちょうど40日経っているわけですけれども、当事者に準ずる立場からこの判決の持っているいわば感動のようなところを共感、共有するところからお話を始めたいと思うんです。